2019年度 狂犬病予防集合注射について
平成31年度狂犬病予防注射代金について 兵庫県阪神開業獣医師会では、平成7年より狂犬病予防注射料金を据え置いて来ましたがこの度の消費税増税と昨今の諸物価の上昇を受け、注射料金等に関して検討した結果、
やむを得ず価格改定をさせていただくことになることをお知らせいたします。 狂犬病予防接種 集合注射料金 2639円(消費税込み 2850円) 宝塚市獣医師会 会長 大 西 利 哉 平成31年度狂犬病予防注射日程 ★宝恷s獣医師会 会員獣医師が、毎年4月に市内を巡回し、狂犬病予防集合注射を行っております。 ※集合注射会場へお越しの際は、送付された通知はがき(登録済の犬のみ)の、問診内容と飼い犬の体調をよく確認し、必要事項を記入したうえ、お近くの会場へお越しください。※犬の体調等によっては、予防接種できない場合があります。 |
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2019年4月3日(水) 1日目 |
9:40〜10:20 仁川高丸中央公園(仁川高丸2丁目5番) 10:35〜10:55 仁川台南公園(仁川台143番地) 11:05〜11:25 共同利用施設 鹿塩自治会館前(鹿塩1丁目4番) 13:30〜14:20 すみれガ丘中央公園(すみれが丘2丁目4番) 14:30〜14:50 御殿山第3公園(御殿山4丁目20番) 15:00〜15:30 地域利用施設 御殿山会館(御殿山2丁目1番) |
2019年4月4日(木) 2日目 |
09:30〜10:10 御所の前公園(御所の前町6番) |
2019年4月5日(金) 3日目 |
09:30〜10:00 逆瀬台5丁目第1公園(逆瀬台5丁目4番) 10:10〜10:40 逆瀬台6丁目公園(逆瀬台6丁目12番) 10:50〜11:20 光青橋北側駐車場前(光が丘1丁目5番) 13:30〜14:15 清駅前公園『ベガホール南東』(清荒神1丁目2番) 14:25〜14:55 売布きよしガ丘中央公園(売布きよしガ丘10番) 15:05 〜15:25 売布4丁目公園(売布4丁目3番) |
2019年4月8日(月) 4日目 |
09:30〜10:10 宝会館(野上4丁目1番) 10:30〜11:00 月見台自治会館(旧会場:月見山第3公園)(月見山1丁目16番) 11:20〜11:40 桜ガ丘第1公園(桜ガ丘5番) 13:20〜13:50 大堀川河川敷緑地(宝塚チボリゴルフセンター前河川敷緑地)(弥生町) 14:00〜14:30 安倉南第二公園(安倉南1丁目2番) 14:40〜15:00 安倉第一会館前(安倉北2丁目16番) 15:10〜15:40 小浜会館前(小浜5丁目11番) |
2019年4月9日(火) 5日目 |
09:30〜09:50 貝尻池広場(阪急山本駅北側)(平井1丁目5番) 10:05〜10:45 雲雀丘山手公園(雲雀丘山手1丁目14番) 11:00〜11:30 長尾台自治会館前(長尾台1丁目13番) 13:40〜14:00 山本台3丁目公園(山本台3丁目16番)(弥生町) 14:15〜14:35 平井4丁目第3公園(平井4丁目7番) 14:55〜15:15 山本野里2丁目公園(自衛隊山本宿舎西)(山本野里2丁目7番) |
2019年4月10日(水) 6日目 |
09:40〜10:00 コスモス公園『中山台1交差点側』(中山台1交差点側)(中山台1丁目5番) 10:10〜10:50 中山桜台4丁目公園(中山桜台4丁目12番) 10:55〜11:25 中山五月台公園『中山五月台3丁目』( 中山五月台3丁目26番) 13:30〜14:00 高司会館前(高司2丁目14番) 14:30〜15:30 山本園芸流通センター前(山本中1丁目3番) |
2019年4月11日(木) 7日目 |
09:50〜10:10 ふじガ丘公園(ふじが丘27番) 10:25〜10:55 市立花屋敷グランド(伊藤忠花屋敷寮南側)(花屋敷荘園3丁目10番) 11:05〜11:25 松ガ丘公園(花屋敷松ガ丘21番) 13:30〜14:00 宝塚山手台自治会館前(旧会場:山手台2丁目公園)(山手台西2丁目27番) 14:15〜14:35 南ひばりガ丘公園『(最明寺橋)』(南ひばりが丘2丁目13番) 14:50〜15:10 口谷東第3公園『(大野橋北詰・東)』(口谷東3丁目82番地3) |
2019年4月12日(金) 8日目 |
09:30〜 9:50 切畑会館前(切畑字西ヶ平1番地) |
2019年4月13日(土) 9日目 |
13:30〜13:50 市役所中庭付近(東洋町1番1号) |
狂犬病は、狂犬病ウイルスによって感染する、人と動物の共通感染症です。すべての哺乳類が感染し、人が感染して発症した場合、その致死率は100%といわれています。 日本では幸い、1956年を最後に狂犬病の発生はありませんでしたが、2006年、フィリピン旅行からの帰国者2名が帰国後に狂犬病を発症・死亡し、世間を騒がせました。アジア諸国では狂犬病が蔓延しており、例えば中国では毎年3000人規模の死亡者が報告され、大きな社会問題となっています。日本は島国であるため、今までは狂犬病が進入しにくい状況でしたが、人や動物の海外との交流が盛んになっている現在、いつ狂犬病が侵入してきてもおかしくない状況だといえます。
狂犬病が蔓延するのを防ぐためには、すくなくともワクチンの接種率を70%以上にする必要があるといわれていますが、ある推計では、日本における定期予防接種の実施率が40%を下回っているとされています。このままでは、万が一、国内で狂犬病が発生した時に、その蔓延を食い止めることはできません。飼い犬の登録と狂犬病予防接種は、「狂犬病予防法」という法律で定められた、飼い主の義務です。ぜひとも皆さんの愛犬に、狂犬病予防接種を受けさせてあげて下さい。
予防接種を受けるには、ふたつの方法があります。ひとつは、毎年4月に市内各所で行われる集合注射で受ける方法で、もうひとつは、市内の動物病院で受ける方法です。注射前に健康チェックができることや、ワンちゃんが落ち着いた状態で注射を受けることができることから、できるだけ動物病院での接種をおすすめします。料金はどちらで受けられても同じです。
狂犬病集合注射参加の心得 |
多くの犬にとって注射はうれしいものではありません。
自治体が実施する狂犬病予防の集合注射会場にはたくさんの犬が集まるため、不安や緊張から興奮して暴れ、よその犬と喧嘩をしたり人を噛んだり逃げ出したりすることがしばしばあります。そうならないよう、集合注射に参加する心得をまとめました。 |
【登録と狂犬病予防注射】 |
●平成7年から犬の登録は生涯1回になりました。集合注射の会場では注射と同時に飼い犬の登録申請をすることができます。登録がまだの飼い主は登録をして鑑札の交付を受けてください。 ●生後91日以上の犬には年1回の狂犬病予防注射接種が法律で義務付けられています。接種後、狂犬病予防注射済票の交付を受けてください。 ●狂犬病予防注射の接種には、一般的に毎年春に地域の公民館等を会場として獣医師が出向いて実施する集合注射と、動物病院に連れていって接種する個別注射の2方法があります。ただし、病院によっては狂犬病予防注射の接種をしていないところもあり、また注射はしても登録や注射済票の交付手続きをしていない病院もあります。その場合は狂犬病予防注射済証(証明書)を病院から受け取って行政機関へ持参してください。 |
【注射予定日の前に】 |
●事前に配布された狂犬病予防注射の説明書をよく読み、注射の意義や目的および注射前後の一般的な注意事項を理解しておいてください。 ●注射予定日約1週間前から犬をよく観察して健康チェックをしておいてください。 ●病犬や老犬、健康に不安のある犬は事前に動物病院で健康診断を受けることをおすすめします。 ●冬生まれの仔犬はワクチン接種・狂犬病予防注射・フィラリア予防が同時期に重なります。副作用を出さないためには一定の接種間隔をあける必要がありますので事前にかかりつけ病院に相談をしてください。 ●事前に配布された問診票に犬の健康状態を正しく記入してください。 [問診票 項目例] 飼い主さんの住所・氏名・電話番号 注射を受ける犬の名前・種類・性別・生年月日・毛色・体格(大型・中型・小型) 犬の食欲や元気が普通ではない(はい・いいえ) 下痢や吐き気、咳や呼吸の異常がある(はい・いいえ) 1年以内にてんかん発作等の健康上の問題があった(はい・いいえ) 犬が人を噛んで狂犬病鑑定がまだ済んでいない(はい・いいえ) 犬が発情中・妊娠中・授乳中である(はい・いいえ) 1ヶ月以内に他のワクチン注射を受けた(はい・いいえ) 生後3ヶ月以内である(はい・いいえ) |
【集合注射の当日】 |
●必要書類・費用(つり銭のないように)・ウンチ袋を忘れずに持参してください。 ●犬の性格や健康状態を把握していて、しっかりと犬をおさえられる人が会場に行ってください。 ●安全のため、小さなお子さんの同行は避けてください。 ●よその犬と喧嘩になったり人を噛んだり逃げたりしないよう犬をしっかり制御してください。力の強い犬や大型犬、緊張によって攻撃的になってしまう犬の場合はなるべく大人2名以上で行き、1名が犬のリードをしっかり持ち、もう1名が会計をすると安全でスムーズです。 ●不安や緊張から攻撃的になってしまう犬には口輪を使用してください。 ●首輪や胴輪がゆるすぎたりリードから離れて犬が脱走しないよう注意してください。長く伸びるリール式リードはストッパーをきちんとかけてください。 ●係員の呼びかけや掲示されている案内に従い、集合注射の円滑な運営に協力してください。 ●飼い主の緊張が犬に伝わると思わぬ事故の元になりますので、係員や獣医師に対し飼い主がリラックスして接している態度をとるようにしてください。 |
【注射を受ける前に】 |
●注射の前に獣医師による問診があります。正確に答えてください。 ●獣医師によって注射不適当・要注意とされた犬は接種を猶予されたり免除されたりします。獣医師と相談し、健康に不安のある犬に無理に注射をすることは避けてください。 |
【注射の受け方】 |
●獣医師の指示の通りに犬を保定(しっかりおさえること)してください。首またはお尻に注射するのが基本ですが場合によってはその他の部位に注射します。注射の効果はどの部位でも変わりません。 ●安全で確実な保定をするには犬の首と頭、胴体をしっかりおさえます。犬が頭を振ったり胴体を反らしてもがいたりしないよう注意してください。 ●保定に自信がないときは獣医師にそれを伝えてください。 ●犬がじっとしていれば注射は一瞬で済みます。注射し終わったあとも犬が暴れないようによく注意してください。 ●飼い主自身が犬に咬まれないよう十分に気をつけてください。 犬の保定の仕方−誰でも出来る犬のおさえ方実例集 |
【注射後の注意】 |
●極めて低いですが注射による副作用の危険性があります。注射後の犬の様子をよく観察してください。 ●注射後3〜4日間はなるべく安静にして、過激な運動・交配・入浴等は避けてください。 ●他のワクチンを注射する場合は獣医師と相談の上、最低でも2週間以上の間隔をあけてください。 ●注射後なんらかの異常が認められた場合はすみやかにかかりつけの動物病院に相談してください。 |
【翌年の注射までの期間】 |
●狂犬病予防注射の接種済み票をきちんと保存しておいてください。注射済票や鑑札を紛失した場合は再交付の手続き(有料)ができます。 ●注射済票や鑑札は首輪や胴輪に着けておくと迷子札にもなります。外れて紛失しないようしっかりと着けてください。 |
【ふだんからしつけを】 |
●犬が不安や緊張から興奮して暴れたりしないよう、ふだんから犬を制御できるようしつけをしておいてください。 ●抱っこできるサイズの犬は抱っこを嫌がらないように慣らしておくと注射のときの保定が楽です。 ●注射のときにどうしても暴れてしまう犬には危険防止のため口輪の使用をおすすめします。ふだんから口輪に慣らしておいてください。 |
【備考】 |
狂犬病予防注射は国の法律である狂犬病予防法によって実施されるものです。 この法律は、狂犬病の発生を予防し、その蔓延を防止し、およびこれを撲滅することにより、公衆衛生の向上および公共の福祉の増進を図ることを目的としています。狂犬病はひとたび発生すれば多大な悲劇を生む恐ろしい病気です。 日本では長い期間に渡って狂犬病の発生を見ていませんが、今でも世界の国々では毎年多くの人が狂犬病で亡くなっています。 狂犬病発生国から日本へこの病気に罹患した動物が入ってくることは考えられないことではありません。 狂犬病を防ぐことは公衆衛生の向上と公共の福祉の増進という本来の目的とともに、犬を飼う人と飼われる犬自身の暮らしを守るという意味があります。そのためにも年に1回必ず狂犬病予防注射を受けなければなりません。円滑に注射を受けるためにこの心得を参考にしてください。 |